コラムCOLUMN

  1. 製品紹介PRODUCT
  2. 製造工程PROCESS
  3. 購入の流れFLOW
  4. よくあるご質問FAQ
  5. お客様の声VOICE
  6. コラムCOLUMN
  7. お問い合わせCONTACT

コラム

第1回 : 歯とその周りの歯周組織について

みなさん、こんにちは。プロガムサポートドクターのリーです。
このコラムでは、マウスガードが守る歯や、その周りの歯周組織について説明し、さらに、お口の中の健康に関する最新情報などを提供していきたいと考えています。
まずは、歯と、その周りの歯周組織はどのような組織から成り立ち、それらはどのような働きをしているのかをわかりやすく説明したいと思います。

歯とその周りの歯周組織について
  1. エナメル質
    口をあけて白く見える部分、歯の1番外側の組織、それが『エナメル質』です。エナメル質は人体の中で最も硬い組織といわれているほど強固で、主に物を噛み砕く役割を果たしています。96%のリン酸化カルシウム(ハイドロキシアパタイト)と4%の有機質、水で構成されています。熱・電気の不良導体で、歯に対する様々な外部刺激から歯髄を守るということが、エナメル質の最大の役割です。
  2. 象牙質(ぞうげしつ)・象牙細管(ぞうげさいかん)
    エナメル質の下の組織が『象牙質』です。象牙質は、歯の大部分を構成している組織で、歯冠部はエナメル質、歯根部はセメント質に覆われています。また、内部には歯の神経である歯髄を入れる歯髄腔が存在します。象牙質の無機質の含有量は約70%で、エナメル質よりも弾力性に富んでいます。このことは、歯に加わる衝撃で歯が割れてしまうことを防ぐという大きな意味があります。
    象牙細管とは、象牙質にあるレンコンの穴のような無数の管の事です。 歯の神経に向かって通っているもので、象牙細管の直径は0.8~2.2マイクロメートルだと言われています。象牙細管は歯に栄養を送るのですが、虫歯菌も管の中に入り込んで虫歯を進行させていくので、歯髄にまで痛みが伝わります。
  3. セメント質
    セメント質は、歯根の表面を覆っている組織です。
    60%の無機質と25%の有機質、15%の水で構成されており、これは骨とほぼ同じ構造です。セメント質は欠けやすいですが欠けても再生可能です。セメント質は萌出後間もない歯では薄く、加齢とともに厚くなっていきます。また、歯周病などによる慢性炎症が存在すると著名な添加が見られます。しかし、炎症や咬合圧の異常によって吸収されることもあるので、セメント質が複雑な形態を呈していることもしばしばあります。
  4. 歯肉
    歯肉(しにく)は口腔粘膜の一部で、歯茎(歯ぐき)とも呼ばれます。正常な人では歯肉はきれいなピンク色ですが、炎症があると赤色、貧血だと白色、機械的刺激や外来性の色素沈着などでは黒色になることがあります。歯肉は部位によって性状が異なり、名称も変わります。

    遊離歯肉 (free gingiva)
    遊離歯肉とは歯頸部の周りを囲み、歯肉溝を形成している部位の歯肉のことです。

    付着歯肉 (attached gingiva)
    付着歯肉とは歯槽骨に付着し、可動性のない部位の歯肉のことです。付着歯肉が少ないとプラークコントロールが困難になったり、細菌感染に対して弱くなってしまったりします。

    乳頭歯肉 (gingival papilla)
    乳頭歯肉とは、歯と歯の間の部分の歯肉のことです。
    臼歯部のくぼんだ部分の乳頭歯肉を特別に「コル」と呼びます。

  5. 歯槽骨(しそうこつ)
    歯を支えている骨のことを『歯槽骨』といいます。歯と歯槽骨は「歯根膜」という繊維で繋がられているため、簡単には抜けないようになっていますが、歯周病になると歯根膜、歯槽骨ともに溶かされていくため、歯が安定感がなくなり、グラグラ動くようになったり、最後には抜けてしまうのです。
  6. 歯髄神経&血管
    歯髄は歯の神経で、歯の痛みを感じるのは主にこの歯髄です。歯の真ん中にあり、象牙質が受けた刺激を最終的に脳へ送る神経が『歯髄神経』です。歯髄には痛覚以外の圧覚や温度感覚は存在しないため、熱さ、冷たさは全て痛みとして感じます。
    歯髄には痛みを感じるという役割以外にも象牙質の形成、歯への栄養の供給、炎症などの刺激に対する防御反応など、様々な役割があります。虫歯が歯髄まで進行(C3以上)して歯髄が感染してしまうと、根管治療により歯髄を取ってしまわなければならないことがあります。しかし、歯髄を取ってしまうと歯への栄養の供給が行われなくなるので歯が脆くなり、歯の寿命は確実に短くなってしまいます。そのため、歯科治療を行う際には出来るだけ歯髄を残すように治療を行なうのが望ましいのです。
わたしは患者様への説明として、歯を「建物」、歯肉・歯槽骨を「建物を支える地面」と説明させてもらっています。この「建物」と「地面」には、食事中の咀嚼や運動時の咬みしめなど、咬む力という「地震」が毎日起こります。この力は、とても大きな力です。
この「地震」=「咬合力」に耐えうる、「建物」と「地面」が必要なのです。

お口の中の健康を保つためには
★丈夫な建物(歯) ★丈夫な地面(歯肉と歯槽骨) ★咬む力のコントロール
この3つがとても大事です!
特に、運動時の咬む力のコントロールには、マウスピースが有効です。

第2回 : 「かむ」ということについて>  

  • WEB STORE
  • 世界初!トップアスリートのリカバリーに重炭酸イオンが効く!
top