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第3回 : 歯並び・咬みあわせ

「歯並び」と「咬みあわせ」は、しばしば同じ意味として使われがちですが、実は全く異なるものです。

「歯並び」とは、専門用語で「歯列」といい、ただ単に歯の位置の連続性の事を言います。ですから、歯並びが悪い=噛み合わせが悪いにもなりませんし、歯並びが良い=噛み合わせが良いにもなりません。歯並びが悪いのと、噛み合わせが悪いとでは意味合いが大きく異なります。
歯並びが悪くて問題となるのは、見た目が悪いという審美性の問題と、物がはさまる、歯ブラシがとどきにくいなどの清掃性の問題です。

「咬み合わせ」とは、あごを上下に噛んできた上下の歯の接触とあごを左右に動かした時の上下の歯の接触の事を言います。咬み合わせは、①あごの関節(顎関節)、②あごを動かす筋肉(咬合筋)、③歯、④歯を支えている骨(歯槽骨)の4つが関連しあって構成されます。
咬み合わせが悪くなると、あごの関節の動きが悪くなったり、口を大きくあけるとあごを動かす筋肉にいたみがでたり、歯が大きく磨り減ったり、歯が割れたり、歯を支えている骨が吸収したり、歯がぐらぐらしたりなどの症状がでる事があります。

★整った歯並びについて★

「整った歯並び」には、いくつかの目安や基準があります。
下の写真は、一般的に正しく整った歯並びの写真ですが、すべての人が自然にこのような歯並びになる訳ではありません。
また、骨格のバランスや歯の大きさや形などには「個人差」があります。そのため、すべての人に「正しい歯並びの平均値」そのものがあてはまるとは限らない、という事情もあります。

諸条件は異なりますが、「整った歯並び」の一般的な目安としていくつかのポイントがあります。

  1. 上下のかみ合わせが前後左右に大きくずれていないこと
  2. 前後左右に顎を動かすのに、邪魔になる歯がないこと
  3. 上あごの歯ならびは、適度に下の歯の外側にかぶさっていること
  4. でこぼこや歯の捻れ、すき間などがないこと
  5. 上下の奥歯はそれぞれ「山」と「谷」とでかみ合っていること・・・など。

★問題のある歯並びについて★

「整っていない歯並び」つまり、歯列不正には、いくつかの種類と分類があります。

  1. 個々の歯の位置関係
    転位 歯が歯列弓の本来の位置よりも他の所にあるもの
    低位咬合 歯が咬合平面まで達しない位置にあるもの
    高位咬合 歯が咬合平面を超えているもの
    捻転  歯の長軸を中心として回転したもの
    移転 著しい転位をいう。
    傾斜 歯が本来の歯軸よりも倒れたもの
  2. 数歯にわたる位置的異常
    正中離開 上顎両中切歯間に間隙の認められるもの
    叢生 歯が唇側、舌側と互い違いにでこぼこに入り乱れていること
  3. 歯列弓形態の異常
    狭窄 歯列弓 V字型 歯列弓 歯列弓がV字になったもの
    鞍状 型列弓 歯列弓が鞍状になったもの
    叢生 歯列弓 上下の前歯部が著しい乱配になったもの
    空隙 歯列弓 歯列弓長(周長)が歯冠幅経の和より大きい場合は、歯列には空隙が生じる
  4. 上下歯列関係の異常
    上顎前突 骨格系上顎前突 上顎骨が下顎骨に対して前方に位置する
    歯 系上顎前突 上顎歯列弓または上顎前歯が下顎のそれより相対的に近心に位置する
    下顎前突
    (反対咬合)
    骨格系下顎前突 下顎骨が上顎骨に対して前方に位置する
    歯系下顎前突 下顎歯列弓または下顎前歯が上顎のそれより相対的に近心に位置する
    切端咬合 上記の異常が比較的軽度の時は切歯の咬合は切端で咬合する
  5. 上下歯列弓関係の異常
    過蓋咬合 上下前歯の咬合関係が垂直方向において正常範囲をこえて深い咬合型
    開咬 中心咬合位において、上顎前歯と下顎前歯が数歯にわたって接触しない部位の咬合型
  6. 上下歯列弓関係の異常
    交差咬合 中心咬合位において、上下歯列が前後的、頬舌的に交差する咬合型

    以上のものが、「整っていない歯並び」つまり歯列不正の種類と分類になります。
    どのような歯列でも、機能的に大きな問題が生じなければ良いのですが、歯列不正は、清掃性の問題や見た目の問題など、長期的にはお口の中の健康を損なうリスクがあります。

中心咬合位(ちゅうしんこうごうい)とは、上顎と下顎の歯列が最も多くの部位で接触し、安定して噛み合う状態の、下顎の位置を指す。咬合に異常のない場合、最も下顎が安定し、咀嚼筋群および顎関節にとって最も負担の少ない状態である。 この状態から、上下の歯の接触をある程度維持したままで、様々な方向に下顎を動かすことができる。
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